会長挨拶
限りなき可能性を求めて
自然の荒廃を案ずる声が日ごとに高まるなかで「自然とともに」を合言葉に、新たな模索を続ける自然派人間の集団、それがわが協会である。一人一人が卓越した一芸をもち個性豊かな存在として、それぞれが影響しあい支えあって独自(ユニーク)なカラーを作っている。
キャンプとは、文字も言葉も持たない自然に学ぶために自然との対話を基本に生活を学び人間性を陶冶する活動であるとの認識に立って様々な行事を展開している。
子どもたちを対象に展開する「自然生活体験キャンプ」、それを大人たちにも体験してもらえたらと実施している「大人のためのソフトサバイバルキャンプ」、家族ぐるみで野外料理のノウハウを持ち寄り学び合う「ファミリーキャンプ」、自然をより良く知るための「春・秋のトレッキング」など会員の担当制で実施している。
新生代も古生代・中世代と同様、人類の異常な発展によって終焉を余儀なくされるのではないかと危惧されている現在、自然環境問題に真剣に取り組む集団を目指している。
自然派人間 : 大自然の厳しさ苦しさをともに生きる人たちのことで、苦楽を分かち合いともに支えあって生きようとする心豊かな人たちであり、常に試行錯誤しながらその財産を共有する仲間たちのことである。およそ野外活動と名のつくものは全て体験学習済という指導者も多い。そしてこれに続こうとする人たちは更に多いのも我が協会の特色でもある。また、我が協会に不足するものはと、よく問われるのだけれど、それは金とお医者さんと答えている。かつて私がキャンプ村の村長をしていた頃にはたくさんのお医者さんが来られて、村を訪れるキャンパーを診ていただいたものだ。近代登山の草創期も医師たちの活躍が記録されている。
1999年6月
栃木県キャンプ協会会長 野澤 重治
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